スズメバチの対策と応急処置
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スズメバチの巣を見つけたときには、市役所・町役場に相談しましょう
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もしもスズメバチの巣を見つけたときには、決して近寄らずに、最寄りの役所に連絡してください(絶対に自分で駆除しようとしないこと)。スズメバチを捕らえるための罠もありますが、繁殖期に入って増えてしまう前に女王蜂を駆除することが目的です。
無理に捕らえようとはせず、役所などで相談したほうが良いとは思いますが、一応ここにも簡単な罠の作り方を記載しておきます。準備するのは次のものです。分量は大雑把でかまいません。
- 日本酒 180~200ml
- 酢 30~40ml
- 砂糖 50~70g
- 2リットルぐらいの空のペットボトル
2リットルのペットボトルに縦1cm、横3cmぐらいの切込みをいれ、内側に折り曲げます。その中に、上に記載したお酒などを入れて、木や軒下に吊るしておくだけです。あとは放っておいても蜂が罠にかかるようになります。
ただし、罠にかかったとしても決して素手で触らないようにしてください。念のため、殺虫剤を撒いてから(生き残ることもあります)、火バサミなどでつまむほうが安全です。なお、産卵期の8月には、罠をエサと思った蜂が一度に集まってしまい、かえって危険を伴うことがありますので、7月末までに罠は取り除いてください。
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夏休みには、人もハチも活発になります。昆虫採集を行うときにもご注意を
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山歩きやハイキングなどが楽しい季節ですが、ハチも活発になる季節です。油断をしていると、ハチの攻撃を受けてしまうことになります。スズメバチの特徴として、黒いものに対して攻撃性を増すことが知られています。黒い髪は格好の的となってしまいますので、白い帽子をかぶりましょう。また、衣服の上からもハチが攻撃してくることもあります。特に薄着で素肌の露出部にはご用心ください。
それから、ハチを攻撃した場合、巣に戻ってから集団で報復に向かってくることもあります。できるだけ刺激しないよう、体を低くしてそっと立ち去ってください。
スズメバチは全国に生息しています。去年までは何も無かったのに、今年は巣を作ってしまっている、ということも無きにしも非ずです。くれぐれもお気をつけください。
[夏に関連した内容]
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