検診費用

            検診にかかる費用の一覧

      健康診断・検診は以下のようなものがあります。
      過去に勤務していた病院での費用を記載しますので、目安としてください。
      また、
健診・検診は原則として保険適応外です。.仮に、基礎疾患(持病)があり、
      その病気に関連した検査(検診と同じ内容)を受ける場合を
      「保険適応の場合」として、かかる費用を示しました。



各検査費 健康診断
(A)
健康診断
(B)
アスベスト
検診

肺がん
検診

動脈硬化
検診

診察・問診

2,700円
聴力検査

1,100円
血液検査
(一般検査)
4,670円
血液検査
(動脈硬化検診)
6,750円
腫瘍マーカー
(肺がん3種)
6,870円
腫瘍マーカー
(前立腺がん)
1,400円
胸部レントゲン
(直接撮影)
2,420円
胸部単純CT

12,060円
心電図

1,500円
検尿検査
(糖・蛋白)
280円
血圧脈波図測定
(動脈硬化度判定)
1,000円
頚動脈エコー検査
3,500円
喀痰検査
(蓄痰細胞診)
3,360円
肺機能検査

2,200円
小計 12,670円 5,400円 10,680円 8,480円 14,650円
値引きサービス 2,670円 900円 2,880円 2,180円 4,960円
標準費用
(消費税込み)
10,500円 4,725円 8,190円 6,615円 10,175円
保険適応の場合
例:3割負担額
3,840円 3,180円 3,750円

   ここでの保険適応とは、基礎疾患などが存在するために、疾患に関連する各種の検査を医師が必要と考えた
   場合に保険が使用可能となる状況のことを指します。
   「検診」では原則として保険を使うことができません。
   (基礎疾患に関連する必要な各種の検査については健康診断・各検診費用について」を参照してください。)

 健康診断(A):入社時、35歳・40歳以上
     (B):40歳未満(入社時・35歳をのぞく)
  →健康診断は基礎疾患の有無とは無関係なため、保険適応となることはありません。

 上記表中、○のあるものは標準セットとして検診の項目に含まれています。
 ☆は時にそれぞれの疾患と関連性を持つ検査ですが、それぞれの疾患に対する
 検診の項目としては長所・短所があるため、標準項目には組み入れていません。
 検査のご希望があれば、それぞれの検査についてのご説明をいたします。
(-)の表記がある場合には、通常の検診セットには組み入れていませんが、
 ご希望により各検査を追加することは可能です。

   例:当院の健康診断を行い、それに加えてアスベスト検診を行いたい。
      →喀痰検査・肺機能検査のみ追加費用をいただきます。

  注意:他医療機関で受けられた健康診断などの結果により、追加検査を
     ご希望される場合、結果のみをお持ちいただきましても、検診の内容が
     異なるため、検診として特定項目の追加検査はできず、重複する検査が
     必要となることがあります。

   例:他院で健康診断を行いレントゲン写真をすでに撮影したが、当院の
     アスベスト検診を追加したい(紹介状のない場合)。
      →アスベスト検診(レントゲンを含む標準セット)を行わせて
       いただきます。当科でのアスベスト検診は、レントゲンを含んだ
       諸検査の結果を総合して判断しているためです。



 健康診断・各検診費用について
  検診としての検査にかかる費用は原則として全額自己負担となります。
  ただし、以下のような基礎疾患が存在する場合には検診内容に含まれる検査を、
  保険診療により受けることが可能となることがあります(この場合には、
  値引きサービスとの併用はできません)。


 ① アスベスト検診
   環境中にアスベストが存在する(した)ことが明らかな方、過去にアスベストを
   扱ったことのある方、もしくはアスベストに曝露されている(されていた)か
   はっきりしないが、
何らかの呼吸器系に関連した自覚症状があり、アスベストが
   原因ではないかと疑われる方
では保険診療となります。(例:塵肺、一部の肺がんなど)
   企業検診など契約を結んだ上での集団検診では、検診の意味合いから保険適応と
   なりませんのでご了承ください。


 ② 肺がん検診
   原則としてこの検診は保険適応となることはありませんが、
血痰など、肺がんと
   関連性のある何らかの自覚症状を有する場合
は、肺がん検診に含まれる各種検査を
   保険適応によって行うことができます。
   喀痰細胞診を検査内容に含むことから、喫煙者・家庭ないし職場などで喫煙の影響
  (受動喫煙)を受けやすい方などにお勧めしています。
   詳細については肺がん検診のページを参照してください。


 ③ 動脈硬化検診
   高血圧・高脂血症・糖尿病などで
A:当院で治療中の方(食事療養のみの治療も
   含む)、もしくは
B:他院でこれらの疾患を診断ないし治療中であり、当院への
   診療情報提供書(治療中の疾患名が記載されている場合)をお持ちの方で、動脈
   硬化度の判定を目的とした血圧脈波図測定など、
疾患に関連する各種検査が必要な
   場合
には保険診療として(自己負担額1~3割)必要な検査を行わせていただきます。
  (
病名・治療内容などが自己申告のみの場合、ご希望される検査を行うことは
   可能ですが、いずれかの医療機関による具体的診断名がない限り、保険適応とは
   ならず、検診としての標準費用となりますのでご注意ください。)
   Bの場合、診療情報を提供していただいた医療機関へも、検査結果を同封した
   お返事をご用意しますので、その後の診療にお役立ていただけると思います。


              
筆者:吉國友和