基礎代謝量を計算しよう
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基礎代謝量は年齢や性別、体の大きさによって異なります
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食べ物から摂取したエネルギーは、その多くが体温を維持するために使われ、余ったエネルギーは脂肪として体の中に蓄えられます。体を動かす、すなわち筋肉を動かせば、それだけエネルギーが消費されますが、その反対に体を動かさなかったとしても、前述の体温の維持を代表とするように、動物の体は生命を維持するためのエネルギーを常に必要とします。
体の大きさや体温などに応じた、1日に消費される最小限のエネルギー量、これが基礎代謝量に相当します。体が大きければ、それだけ全身の体温を一定に保つために必要なエネルギーも多くなりますから、体が大きければ大きいだけ、基礎代謝量も高いということになります。
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トップアスリートの基礎代謝量はどのぐらい?
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体が大きれば、基礎代謝量も高い傾向があります。また、高い体温を維持するためには、必要なエネルギーの量も多くなります。しかし、人間の体は際限なく大きくなるわけではありませんし、体温も自分の意志で高く保つことはできません。
個人差があるのは事実ですが、基礎代謝量そのものを自由に変化させることはできないのです。では、「筋肉をつけることで基礎代謝量を上げよう」ということについては、いかがでしょうか。
次のページでは、生活強度と基礎代謝の考え方についてご説明します。
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