新型インフルエンザワクチン
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国産ワクチンだけでは需要に追いつかず、輸入ワクチンに頼らざるを得ないのが現状です
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アジュバントとは、通常起こりうる免疫反応に何らかの働きかけをする物質の総称です。鳥インフルエンザ(H5N1)に対するワクチンでは、アルミを基としたアジュバントが付加されたこともあります(※今回の新型インフルエンザではありません)。
副作用については今後の安全性を確認する必要がありますが、アジュバントを加えることで、個々に対しては
大きな目で見ると、ワクチンが大幅に増産可能になることから、
- 現在問題となっているワクチン不足の問題も解消される
という可能性があります。アジュバントを付加した鳥インフルエンザワクチンに関しては、効果判定の基準となる抗体陽転率・抗体保有率・抗体増加率などをすべて満たしたとされています。ただし、やはり安全性についての懸念は残るところで、医療従事者ですら新型インフルエンザワクチンについては
「国産のワクチンなら接種するけれど、海外産ワクチンなら接種しない」
という意見も多く耳にしました。ワクチン接種の「優先順位」という言葉で表現されていますが、もしも海外産ワクチンを優先的に使用していた場合、どれほどの医療従事者が接種を希望したのでしょうか。ワクチン接種を行うことが医療従事者の義務のような報道も時にはあるようですが、今回の新型インフルエンザに対するワクチン接種の最終的な判断は、個人の考え方に委ねるのが妥当であり、そのことについて批評すべきではないと考えています。
次のページでは、ワクチンの有効期間についてご説明します。
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