しゃっくりを止めるには
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「しゃっくり」を、医学用語では「吃逆(きつぎゃく)」と呼びます。
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大事な会議や発表を前にして
「ヒック、しゃっくりが、ヒック、止まらなくて、ヒック!」
意識すればするほど気になるしゃっくり、一般的なしゃっくりは、しばらくすると自然に止まりますが、何時間も、何日も、はたまた何年もしゃっくりが続いてしまうということがあります。
しゃっくりを早く止める方法はないものでしょうか?
「びっくりさせる」
「こよりで鼻をくすぐってクシャミをさせる」
という方法がよく知られています。この他に、古くから伝わる民間療法として次のようなものがあります。いずれも、しゃっくりの原因となっている神経に刺激を加えることでしゃっくりを止める効果が期待できるのではないかと思います。
- 冷たい水を一度に飲む
- 深呼吸をして大きく吸い込んで息をこらえる
- ひとさし指の先端を両方の耳に入れて30秒間待ち(耳の穴を塞ぐ)、いきなり指を抜く
- 舌を引っ張る
- コップに水を入れて、反対側から飲む
- 目を閉じて、眼球を圧迫する:眼球圧迫法「Aschner(アシュナー)法」(※)
- 首のつけ根(必ず左右どちらか一方)を圧迫する:頚動脈洞圧迫法(※)
(※)医学的な手技ですが、民間療法として用いられていることもあるようです。脈拍数の減少などをきたすことがありますので、家庭で行うことは控えたほうがよいかもしれません。これについては、次のページでもご説明します。
また、どこかで聞いた話ですが
「なすびの花の色は!?」といきなり問いかけてもらって、答えるとしゃっくりが止まる
というものもありました(眉唾?)。
しゃっくりのために病院を受診される患者さんもいらっしゃいます。
病院での治療内容は次のページです。柿のヘタエキス、作ったことがありますか?
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