室内の熱中症の対策
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睡眠不足は熱中症の誘引になってしまいます
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不快指数を下げることは、そのまま熱中症の予防につながります。環境の快適さを判断する不快指数には、温度・湿度・空気の流れが関わっています。同じ温度であっても、湿気が高いと汗が蒸発しにくくなりますから、気化熱の作用がなくなり、結果として体に熱が蓄えられてしまいます。
簡単な方法としては、エアコンや扇風機で風の流れを作り出したり、あるいは除湿機で部屋の湿気を少しでも抑えるといったことがあります。また、水分の補給も重要なポイントです。
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水だけを飲み続けるのは意外と難しいものです。塩分不足から水中毒にならないように
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熱中症・脱水症の予防には、水分補給が欠かせません。ですが、水というのは思ったよりも飲みづらいものです。試しにコップに水をくんで、飲んでみてください。がんばっても、せいぜい2~3杯ぐらいしか飲めないのではないでしょうか?
これは、水の中に塩分が不足しているためです。純粋な水よりも、塩分や糖分を適度に含んだスポーツドリンクのほうが飲みやすくなります。予防のためには(※)こうしたスポーツドリンクのほうが効果があるように思われます。
(※)すでに脱水に陥ってしまった場合には、スポーツドリンクでも塩分が不足してしまいます。特に乳幼児については注意が必要です。
次のページでは、エアコンが苦手な人の対策についてご説明します。
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