2007年9月10日(月曜日)からきていただいた実習生の皆さん。
   今日までで当院の実習が終了しました。

   なお、各回答は誰が答えたのかわからないようにシャッフルしています。
   (ウエブ上に公表して良いという方のみ集計しています。)



   実習生のみなさんのお名前:匿名さん(20)才  スティッチさん(22)才
                Aさん(20代)才


 1、実習をして勉強になったことは?

   ・IVH(中心静脈カテーテル法)の見学
    バイパップの体験
    PEG交換
    スクイージング(排痰法)
    頸部エコー、心エコー
    内視鏡検査(大腸)
    嚥下訓練

      これはまた、色々と勉強になったみたいですね。良かった!
      バイパップ(Bi-PAP)とは、息を吸うときと吐くときに、機械によって
      圧力をかけて、呼吸をサポートすることを言いますが、バイレベル(Bi-level)と
      表現することもあります。ちなみに、C-PAP(シーパップ)は息を吸うときも
      吐くときも同じ圧力をかけるもので、睡眠時無呼吸症候群の治療としても
      知られています。

      Bi-level:吸うときと吐くときの2つ(Bi)のレベルの圧力という意味です。

   ・PEGの交換、PEGの説明が一番勉強になった

   ・PEG交換・説明、IVHの挿入など初めて見学することができ勉強になった。
    実際に見たことで病棟でのケアや援助の際にどのように観察すればよいのか
    分かるようになった。


      PEG交換を含めて、外科の先生による実技(熟練のワザ)を見ることが
      できたようです。外科的処置は、内科の医者が見学しても勉強になります。



 2、実習前に準備・予習したほうがよいことは?

   ・Ptの観察(一般状態の中からどのようなところでPtの訴えを観察すれば
    よいのか?など)→自分で訴えることができない人が多い

      Ptとは患者さんのことです(英語でPatient:ペイシャント)。
      脳梗塞後遺症などのため、意思の疎通ができない患者さんもいらっしゃいます。
      このため、医療従事者は患者さんのためにどうすれば良いのか、顔色や状態を診て
      判断する技術も問われます。


   ・その病院では、どのような処置があるのか。
    それを知ったうえで予習すれば照し合わせて実習できると思った。

      医療機関によっては、特殊な検査や治療(処置)が行われます。実習期間・
      タイミングによっては、検査を見学することが難しいこともありますが、
      それぞれの実習先のホームページを見たり、すでに実習でその医療機関を回った
      グループに聞いておくと良いかもね。



   ・サブノートに勉強することを書いておくとよい。(PEGのことなど)

      久々に出ました、サブノート! 実習生さんの必需品です。
      サブノートを知らないあなたは、「看護実習」のバックナンバーを読み直すように!



 3、実習中にしておくべきだったことは?

   ・包帯を巻かせてもらいたかった。
    支障がない限り実習したかった。

      包帯の練習、声をかけてもらったら巻いてもらったのに・・・!
      看護師さんだけでなく、他のスタッフにも遠慮せずにガンガン捕まえましょう。


   ・体位交換されることを実際体験する
    みていると皆機械的でこわいです。(Ptの立場からみると)

      体位交換、こわく見えてしまいましたか。
      上手な人がするとスムースなんですが・・・柔よく剛を制す、ではないですが、
      本来は体位交換も「力」でなく「技」で行わなければなりません(古武術を
      応用した介護テクニックを知っていますか?)。
      上手に行わなければ、患者さんだけでなく施行する人自身にも負担がかかって
      しまいます。


   ・PEGの造設が見たかった

      できるだけ口から食べていただくことが患者さんにとってもケアにつながりますので、
      PEGは誤嚥を繰り返す場合や、経口摂取が困難な場合の最終手段に近い処置です。
      できるだけ患者さんに負担をかけないようにするのが医療の基本ですから、実習する
      タイミングによっては見学する機会がないかもね。
      ただ、いつか必ず見学する機会はあるかと思いますので、いざ見学、というときに
      備えて今のうちに勉強しておいてください。
      (するどい質問・口頭試問の山を浴びせられるかも・・・?!)



 4、次のグループへメッセージをどうぞ!

   ・2階は計画表が必要です。

   ・積極的に看護師について回る。

   ・あまり緊張せず、わからないことはどんどん聞いたらどんどん答えて下さいます。
    がんばって下さい。

      次のグループへのメッセージ、役に立つといいですね。
      と、同時に、自分自身へのメッセージであることも忘れないように!



 5、実習を終えてひとこと。

   ・充実した実習でした。
    2Fの指導者の方々丁寧でした。

   ・2週間お世話になりました。PEGの造設が見れなくて残念でしたが、学んだことは、
    忘れません。

      お疲れ様でした、実習中に勉強できたことを生かすことができるようよう、
      これからもがんばってください。


   ・実習に私たちは来ているのに昨日見学したんだから今日はいいでしょ!! 違う
    事を見て下さいって看護師に言われ、昨日とは違う患者さんだし見学したかった。
    途中参加になり最初から見れない。

      確かに患者さんが違えば同じ検査(処置)でも、まったく意味合いが違います。
      1度の検査や処置を集中して見学することも大切ですが、チャンスがあれば同じ
      検査でも2度・3度と見たほうが良いでしょうね。


    2週間お疲れ様でした。3人のグループですので実習でも何かと大変かもしれませんが、
    少数精鋭、若い力でこれからも頑張ってください。
    夏はもう終わりですが、また「こわ~い」話を聞きたくなったら、いつでも病院に来て
    ください!(実習した人にしかわからないオチですみません・・・。)



              他の実習グループの記録